スズキ ジクサー150 カスタムコンプリート 試作車
SUZUKI GIXXER CUSTOM COMPLETE PROTOTYPE

ジクサー 汎用ライト 【ヘッドライトとステー】
汎用のLED丸目ライト。
標準でLEDヘッドライトを採用されてるので少々面倒な目に遭う。ハロゲンの三つ又ソケットの方が遥かに付け替えは楽だ。
分解したら楕円形の四線コネクタが転がり出てくる。明らかに汎用コネクタではなく専用品ぽい。 仕方がないので300円くらいでギボシ端子を買ってきてテスターで通電を確認しつつ一線づつ繋いでゆく。非常に面倒くさい。
そして汎用丸型ヘッドライトの奥行が有り過ぎるのか、このバイクの構造が狭すぎるのかそのままでは付かない。 ライトの奥側をグラインダーでカットしてカッティングシートを貼り合わせて防水用のフタを造る。
ジクサー ウインカー 【ウインカー】
配線通し用に中空ボルトを用意して標準品を改造して取り付けた。
前後のウインカーのデザインを統一したかったからなのだが、失敗とまで言わないが少々形が違っててもいいので 昔っぽい12V10Wの汎用ウインカーを買ってきて付けた方が良い。そんな気がする。
ジクサー 可変ハンドル
ジクサー ハンドル交換
ジクサー カフェレーサー
【可変式バーハンドルとハンドルスペーサー】
まず特筆すべきことがある。ジクサー150のハンドルグリップだが通常では考えられないレベルで 執拗に接着剤でガチガチに固定してある。 すごく外すのに苦労するから止めて欲しいぞ。
もう一つ問題があったのは買った方の後付けハンドル側だ。 80年代をイメージしてセパレート型で高くも低くもないのを表現したくて採用したハンドルだが、 スイッチケースの固定穴をいつものように空けようと思ったのだがちっとも穴が空かない。 普通、ハンドルとは鉄パイプ的な形状なのだが何とこれは鉄棒なのだ。
普通のドリルでは歯が立たないので実家にあるボール盤を借りに行くはめになった。
そして付け替えて暫く走ったらどうにも落ち着かない。どうやら座面からハンドルが近すぎるのだ。 前後にずらせるタイプのスペーサーを購入してハンドルを数センチ遠くにした。大分乗りやすくなったよ。
可変式バーハンドルにも色々種類があるので市販化の際はもう少し違う形状を検討した方が良さそうだ。
更にスペーサーがあるので試験的にドラッグバーハンドルを試してみた。
悪くはないのだが予想通り「80年代のロードスポーツ車」から離れて「カフェレーサー」のイメージに変わる。 アメリカンが特に顕著だが、ハンドルは交換するとガラリと車体の雰囲気が変わる。
ジクサー150 マフラー 【マフラー】
汎用サイレンサーに付け替えた。この際に驚くべきことが判明した。
今の厳しい規制を通す為のデカい箱状の触媒の横からサイレンサーが出ているのだが社外品に変えても音は変わらない。 エンドバッフルを外してスッポンポンの状態にしても少し音が低くなったかなぁ程度で殆ど変わらない。 ほぼ間違いなく排気効率は変わらず馬力も加速も最高速度も変化なしだろう。 つまり触媒で消音はほぼ完結しておりサイレンサーは飾りに等しいのだ。 消音器という名より装飾用のエクステンションパイプと呼んだ方が適切ではなかろうか。
何となく見た目が変わったね程度の結果で終わり。市販化の際はサイレンサー関連は見送った方がいいだろう。
余談だがこういう交換作業や整備作業するのに、昨今のバイクには極めて珍しいセンタースタンド (80年代以前の車体には当たり前のように付いていた)が付いているので非常にありがたい。
ジクサー バックミラー 【バックミラー】
ここでも重要なお知らせがある。
両方共に逆ねじ仕様になってて正ねじ変換アダプタが付いているという訳の分からない標準ミラーなのだ。
気付かなかったのでコジって固着させてしまい、近所の知り合いのおじいさんの納屋の大型万力を借りに行って叩き外す目に遭った。 緩めるつもりで逆に締め付けまくる仕組みなので絶対に気を付けなければならない。 そしてショートミラーやバーエンドミラーを試して走っていたが、結局は視認性の問題でこの妙なノーマルミラーに一旦戻す。
ジクサー スクリーン
【メーターバイザー】
80年代のRZやVTやGPzをイメージして「ビキニカウル」も検討したが、あれは割と好き嫌いが別れるので無難にメーターバイザー程度に抑えることにした。 しかしダークスモークを買って付けたらどうにも似合わない。強化塩ビ板を買ってきて裁断加工して透明に変更した。
市販化の際はいっそ「無し」の選択肢もあるだろう。

コレとハンドル下げた恩恵か、マフラーを交換したおかげかほんの少し上が回るようになる。 さりとて2023年モデルは130km/h辺りでレブリミッターに捕まって失速してしまう。 ほんの一瞬だけ131km/hが表示されて直後にガクンと失速するから結構ビビる。 最高速度云々を語るバイクでも無いのでその辺はどうでもよろしい。
【シュラウド加工】
80年代のバイクのイメージを目指し制作していると、やはりこの大型のシュラウドを何とかしたくなる。
しかし、これを外したり無難に加工したりするのは限りなく不可能に近いように思う。
そこで割と苦肉の策だが、車体色は黒なので写真では分かり難いが下半分を艶消しカーボン調シートで目立たなくする加工を施す。 他の車体色なら写真でもガラっと雰囲気が変わったと見て取れるだろう。
【アンダーカウル】
250の方は標準でアンダーカウルが付いている。しかし同じ車体の150は当然、取付箇所はあるものの省略されている。
別途購入すると結構高価なので特に必要とも思えない。だが中国製のグロム用が格安でネット販売されてるので購入してみた。
加工する気満々だったのだが、写真で見るように無改造でスッポリはまる。ただの偶然の一致だろうね。 後はステーを自作するだけ(実は結構面倒くさい)で完了。
【バックステッププレート】
バックステップキットを探したものの見つからない。
代わりに見つけたのはコレ。送料込みで2700円。
SRやエストレヤのようなレトロ調バイクと違って最初から後退してるのでこの程度で十分かもね・・・
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